術後16, 17, 18日目(退院後8, 9, 10日目)ーーヘッドスパ

 毎日、地味なリハビリを朝夕繰り返す。

 ゆっくり、10分くらいずつ、細切れだけど、今日は一日合計30分くらい歩いた。

 美容院に行きたかったから。

 家も駅に近いし、美容院も駅から近いのに、結構運動した気になる。

 ついでにヘッドスパも受けてみた。

 少し歩いてみると、街には梅も咲き、菜の花も咲いていた。

 相方は今日からまた千畳敷で雪崩講習会。

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術後15日目(退院7日目)ーー日毎変化する痛み

 「痛み」というほどの「痛み」ではないのだけど・・・

 昨日のシクシクはなくなった。

 その代わり、膝の中で時々、クッと痛みが走る。それも時折、思い出したように。

 今日は少し歩く距離が延びた。

 相方によると、「普通にスタスタ歩いている」ように見えるらしい。

 いつものリハビリ一日2回。

術後14日目(退院6日目)ーーシクシク痛む傷口

 傷口は、一番大きな傷以外、テープが外れてしまっている。

 膝の左側にある二番目に大きな傷がシクシクする。

 アイシングするとシクシクが収まり、またしばらく動くとシクシクする。

 足全体に怠い感じが残っている。

 多少怠いのは仕方がないと思う。シクシクするのも仕方ない。

 だって、切って貼ってボルト打ってるんだもん。

 いつものリハビリを朝夕2回。

 

 さて、今日は、放置していた書類の断捨離もした。

 去年もらった年金定期便も断捨離する前にもう一度確認する。

 私は何度か職場を移動しているので、昨年ようやくすべての情報が一本化されたお知らせがきた。

 よく見ると、私たちの世代は62歳から年金が出るんだな。

 もちろん額が半分くらいで少ないから、65歳まで待たないとダメだけど・・・

 しかし、私は65歳時点で年金生活に入れそうになく、70歳まで働かなくてはならない。

 種々の事情で70歳まで働かなくてはならない。そう、自分に言い聞かせている。

 自分にしっかり言い聞かせる。

 ーー働き続けるためにも、クライミングやスキーは必要なんです。

 ーーだから、手術したんです。

 最近早期退職の話も。今の私の年齢で退職していく人もちらほらいる。それは、やっぱり羨ましい気もする。

 でも、今はリタイヤよりも、お風呂に入れる人が一番羨ましいかも!

 早く温泉に行きたい!!

 

 

 

術後13日目(退院5日目)ーー長い日曜日

 術後約2週間が過ぎた。

 通常だと今日あたり退院になる病院が多いのかな。 

 この手術の後のリハビリは、病院によって、執刀医によって、まちまちだ。

 それぞれが独自の「経験」によって術後リハビリプログラムを組んでいる。

 MIndsガイドラインによると、術後リハビリには「これ」という科学的根拠が確立されていないらしい。

 再建に使った自分のハムストリングスの強度や太さも、人によって違うだろうし、個人差が大きいのだと思う。

 ちなみに、私は前にも書いた通り、骨密度が落ちていない。靭帯や腱もそこそこの強さはあると思う。

 当面は、地味だけどそこそこ時間のかかるリハビリメニューをこなしていくしかない。

 リハビリ以外では、まだあまり動かない方が楽だ。

 身体からの声を聞くしかない。

 しかし、まだ現役なので、仕事はそうそう休んでもいられない。

 デスクワークで長時間集中するのは辛いので、ときどき横になる姿勢で仕事には復帰したが、なかなか元どおりというわけにはいかない。

 これも人生修行ですな。

 忍耐あるのみ。

 

術後12日目(退院4日目)ーー立春

 一日二回のリハビリ。

 んー、のんびり、リハビリ。

 仕事で机に向かっているとジワーと痛みが押し寄せて来る。

 ソファーで膝を挙上し、冷やしていると治る。やはり術後は長い。

術後11日め(退院3日目)ーー節分の皮算用

 しばらくリハビリメニューは昨日と同じことを一日二回繰り返す。

 

 特記事項がないので、これからの復帰計画をメモしておこう。

 私が受けたSTG法(ハムストリングスから再建靭帯を作る方法)の場合、本格的なスポーツ復帰には約1年かかる。

 理論的には6ヶ月で復帰可能らしい。

 確かに多くのスポーツ選手が6ヶ月ほどで実践に復帰している。

 ただし、そのまま鵜呑みにはできない。

 年齢も、体の作りも、普段のトレーニングも違うのだから・・・

 私の復帰計画(2年計画)は以下の通り。

 こんな計画でも作らないことには、なかなか先が見えないしね。

 早く温泉0Kにならないかな〜

 最初の4ヶ月目までは、とにかくひたすら我慢と忍耐。

 

 とりあえず目標は「完全復帰は再来年、当面来年1月23日(術後一年)までに今までの活動レベルに近づける」である。

 

 ★まず第一段階は術後4ヶ月目まで。

 ⚪︎ 術後3週間目以降、お風呂(シャワーだけでなく)に入れる。温泉療養開始だ!

 ⚪︎ 術後1ヶ月後(2月23日以降)、負荷をかけないエアロバイクを始める。自転車OKになる頃。

 ⚪︎ 術後2ヶ月後(3月23日)、ゆっくり小走り(ジョグ)開始。装具もこの頃までに取れるかな。車の運転復帰。

 ⚪︎ 3ヶ月後(4月23日)以降には負荷トレーニングの追加。スタスタ歩けるレベルを目指す。

 ⚪︎ 4ヶ月後(5月23日)以降、本格的トレーニング開始。ようやく再建靭帯の強度が本格化する時期なので、ここまでは、とにかく我慢、我慢、我慢。

 

 ★ 第二段階は術後7ヶ月後まで。

 ⚪︎ 5ヶ月後(6月23日)、トレーニングのメ強度・ニューが増える。トレーナーにつくかもしれない。おそらくスポーツ復帰のリハビリが本格的に開始される。

 ⚪︎ 6ヶ月後(7月23日)以降、トレーニング種目をさらに増やす。トレーニングと平行して軽い山道のハイキングとインドアクライミング(トップロープ)の再開。

 ⚪︎ 7ヶ月目(8月23日)以降、トップロープと歩く距離を伸ばす。イタリア遠征はハイキングに徹する。

 

 ★ そして第三段階で実践練習に移行。

 ⚪︎ 8ヶ月後(9月23日)、筋トレと平行してインドアクライミング本格復帰。ただし簡単なルートのみ。限界には挑まない。

 ⚪︎ 9ヶ月後(10月23日)、アウトドアクライミングの復帰。日和田から。簡単なルートのみ。

 ⚪︎ 10ヶ月後(11月23日)、アウトドアクライミングの復帰。城ヶ崎の短いルート、簡単なルートのみ。

 ⚪︎ 11ヶ月目(12月23日)、クライミングのリハビリを続けながら、スキーの復帰。必ず人口雪ではなく自然雪のあるゲレンデに行くこと。記念に北海道に行きたい! トマムでリゾートするんだ!

 ⚪︎ 12ヶ月後(1月23日)以降、様子を見ながら筋トレの強度をあげる。スキーの足慣らし、クライミング(インドア・外共に)の慣らしトレ。

 

 ★ 第四段階はまだ慎重に。膝のケアを怠らないこと。

  ⚪︎ 18ヶ月後(2018年7月23日)以降、夏の遠征で出来るクライミングの強度をあげる。ただし、様子を見ながら。

 ⚪︎ 24ヶ月後(2019年1月23日)以降。ここまでで再断裂や反対側の受傷がなければ、完全復帰とみなす。

 

 夢みたいな長期計画だ・・・

 とにかく、毎日コツコツ。

 一歩ずつ。

 小さな楽しみを積み重ねていこうと思う節分の夜。

 今年は恵方巻きも自分で作った。

 願いをこめて・・・

術後10日目ーー退院2日目

 退院後、出勤。

 タクシーを使い、優雅に・・・せざるをえない。時短で帰宅。

 さて、朝夕のリハビリメニューは・・・

● 自力マッサージ

● 膝蓋骨動かし

● 下腿内旋EX テトラ と 割り箸タオル巻き

● ヒールスライド 5分×3セット

● 膝裏伸ばし 3.0kg重しつき 3分 × 2回

● Quadsetting 100回

● 足上げ 正面 横 各20回×3セット

● クォータースクワット 20回×3セット

● カーフレイズ 20回 × 3セット

 その場足踏みと歩行は、日常生活で補われるので、特になし。

 だいたい、これだけこなすのに1時間くらい。

 朝はいつもより早起きして、相方が朝ごはんの準備をしてくれている横でせっせとリハビリ。

 窓を開けられると寒いので、文句を言ったら、「まだ寝てなさい」と怒られた。

 だって、リハビリするのに、リビングの方が広くていいんだもん。

 ピヨピヨ、ピーピー、抗議する。

 やはり、自宅だと、ゴッドハンドのマッサージがないせいか、伸展が十分ではない気がする。