術後11日め(退院3日目)ーー節分の皮算用

 しばらくリハビリメニューは昨日と同じことを一日二回繰り返す。

 

 特記事項がないので、これからの復帰計画をメモしておこう。

 私が受けたSTG法(ハムストリングスから再建靭帯を作る方法)の場合、本格的なスポーツ復帰には約1年かかる。

 理論的には6ヶ月で復帰可能らしい。

 確かに多くのスポーツ選手が6ヶ月ほどで実践に復帰している。

 ただし、そのまま鵜呑みにはできない。

 年齢も、体の作りも、普段のトレーニングも違うのだから・・・

 私の復帰計画(2年計画)は以下の通り。

 こんな計画でも作らないことには、なかなか先が見えないしね。

 早く温泉0Kにならないかな〜

 最初の4ヶ月目までは、とにかくひたすら我慢と忍耐。

 

 とりあえず目標は「完全復帰は再来年、当面来年1月23日(術後一年)までに今までの活動レベルに近づける」である。

 

 ★まず第一段階は術後4ヶ月目まで。

 ⚪︎ 術後3週間目以降、お風呂(シャワーだけでなく)に入れる。温泉療養開始だ!

 ⚪︎ 術後1ヶ月後(2月23日以降)、負荷をかけないエアロバイクを始める。自転車OKになる頃。

 ⚪︎ 術後2ヶ月後(3月23日)、ゆっくり小走り(ジョグ)開始。装具もこの頃までに取れるかな。車の運転復帰。

 ⚪︎ 3ヶ月後(4月23日)以降には負荷トレーニングの追加。スタスタ歩けるレベルを目指す。

 ⚪︎ 4ヶ月後(5月23日)以降、本格的トレーニング開始。ようやく再建靭帯の強度が本格化する時期なので、ここまでは、とにかく我慢、我慢、我慢。

 

 ★ 第二段階は術後7ヶ月後まで。

 ⚪︎ 5ヶ月後(6月23日)、トレーニングのメ強度・ニューが増える。トレーナーにつくかもしれない。おそらくスポーツ復帰のリハビリが本格的に開始される。

 ⚪︎ 6ヶ月後(7月23日)以降、トレーニング種目をさらに増やす。トレーニングと平行して軽い山道のハイキングとインドアクライミング(トップロープ)の再開。

 ⚪︎ 7ヶ月目(8月23日)以降、トップロープと歩く距離を伸ばす。イタリア遠征はハイキングに徹する。

 

 ★ そして第三段階で実践練習に移行。

 ⚪︎ 8ヶ月後(9月23日)、筋トレと平行してインドアクライミング本格復帰。ただし簡単なルートのみ。限界には挑まない。

 ⚪︎ 9ヶ月後(10月23日)、アウトドアクライミングの復帰。日和田から。簡単なルートのみ。

 ⚪︎ 10ヶ月後(11月23日)、アウトドアクライミングの復帰。城ヶ崎の短いルート、簡単なルートのみ。

 ⚪︎ 11ヶ月目(12月23日)、クライミングのリハビリを続けながら、スキーの復帰。必ず人口雪ではなく自然雪のあるゲレンデに行くこと。記念に北海道に行きたい! トマムでリゾートするんだ!

 ⚪︎ 12ヶ月後(1月23日)以降、様子を見ながら筋トレの強度をあげる。スキーの足慣らし、クライミング(インドア・外共に)の慣らしトレ。

 

 ★ 第四段階はまだ慎重に。膝のケアを怠らないこと。

  ⚪︎ 18ヶ月後(2018年7月23日)以降、夏の遠征で出来るクライミングの強度をあげる。ただし、様子を見ながら。

 ⚪︎ 24ヶ月後(2019年1月23日)以降。ここまでで再断裂や反対側の受傷がなければ、完全復帰とみなす。

 

 夢みたいな長期計画だ・・・

 とにかく、毎日コツコツ。

 一歩ずつ。

 小さな楽しみを積み重ねていこうと思う節分の夜。

 今年は恵方巻きも自分で作った。

 願いをこめて・・・