術後一ヶ月ーーエアロバイクを15分
術後一ヶ月が経った。
診察なしのリハビリのみ。
念願の自転車がメニューに加わる。
しかし、動かない自転車は漕いでもいいけど、街中ではまだ乗っちゃダメらしい。
400Watで40rpmで、まずは15分から。
このほか、新しいメニューとして、壁押しスクワット 10回×3セット。
片足立位バランス 3秒×5回×4セット。
屈曲は125度で始まり、135度まで。
足がねじれていて伸展が完全にならないので、伸展の方に時間をかけるようにコメントされる。
ゴッドハンドがマッサージしてくれて、右ふくらはぎ下の、くっついている腱と筋を引き剥がそうとしてくれるのだが、痛いのなんのって・・・
このせいで、右足が外に流れてしまうので伸展が完璧にならない。
大腿の内側の筋肉も動きづらい。
生活の中でも自転車OKになると思ってたから、ちょい、がっかり。
でも、まだ一ヶ月だしね。
術後二ヶ月になるとお許しが出るらしい。それまで動かない自転車で我慢。
U先生がリハビリ室を見回りして、一人一人の状態をニコニコしながら点検していた。
術後3週間と1日ーー大きな船に乗って
昨日の診察とリハビリで気が大きくなってしまい、歩く距離が伸びた。
俗に、大船に乗った気分、という。
車の運転も問題なかった。
階段も遠慮なく登り降りする。
ただし、歩きも階段もゆっくり時間をかける。つまづかないように、コケないように。
公共交通機関を使う時には、わざと手すりにつかまって、周りの人に、「私は足が悪いんです」光線を出しまくり、「寄ってこないで」光線も出しまくる。
実は手すりがなくても普通に歩ける。
PTの先生曰く、「シロウトが見たら、普通に歩いているように見える」とのこと。
しかも、手術前に購入した、装具をつけてもはける太いパンツのおかげで、装具も見えないから、よけいに普通に見える。
そうなると、「普通に歩いている人」だと思われる。それにしちゃトロトロ歩いてるなあと思われて、急いで歩く通行人にタックルされかねない。
だから、わざと手すりつかまり作戦に出ている。
歩いても痛みはない。
痛くはないのだけど、重いような怠いような感覚があって、疲労感がある。
もちろん、可動域は制限されているから、その範囲を超えると痛い。
帰宅すると必ずアイシング。
アイシングしたあと、日帰り温泉に行くのって、いいんだか、悪いんだか。
U先生には「お風呂、入ってもいいですか、温泉もいいですか」とたたみ込んで聞いたら、笑って頷いていたので、悪くはないはず。
今の私の楽しみと言ったら日帰り温泉だけ!
相方は自分だけ毎週末あちこち行ってるくせに、なかなか遠出してくれないし・・・(ブツブツ・・・)
ただ相方には手術などでいろいろご迷惑おかけしましたので、本日はチョコレートを奮発しておきました。今後ともよろしくお願いしますね・・・
術後3週間ーー退院後最初の診察とリハビリ
退院後、最初の診察。
お天気が良くてよかった。
心なしか、病院も静かな感じ。
診察では、すぐに膝のエンドポイント確認。
U先生「まだ、少し硬いから、リハビリしっかりね。夜は装具外していいですよ。階段は降りられる?」
X「はい」
U先生「手すりなしでも?」
X「はい、ゆっくりですけど」
U先生「だったら、昼間も自己判断で装具外していていいですよ」
X「先生、階段は上りも降りるのも大丈夫なんですけど、こんなに早くリハビリが進むとせっかく再建した靭帯が緩んだりしないんでしょうか?」
U先生「ああ、そういう人もいるよね。でも、その人が受けた手術では(再建靭帯が)緩んじゃうような手術だったってことだから・・・」
X「なるほど! 失礼しました!」
ということで、回復が早すぎやしないかと心配していたのは杞憂だったようです。
U先生の「・・・」の部分をあえて翻訳すると、「少しぐらいリハビリが早くても緩むような手術はしていません」となるのだろう。
PTの先生には、「公共交通機関を使う時には装具をしていた方がいいですね」と言われる。
確かにバスや電車では、周囲に人が溢れているから、どんな動きになるかわからないので。
とにかく捻りが入らないように気をつけるようにと注意を受ける。
今日のリハビリで新メニューが加わった。
ひとつは、お尻の筋肉増強メニュー。
もうひとつはスクワットの応用形。
術後4週目からは自転車こぐ練習ができるというので、来週もリハビリ通院します。
病院からの帰り道は、気兼ねなく階段をスタスタ上り降りしました。
あの、これなら車の運転もいけますわ・・・
予定より全然早いじゃん。
あ、それから、お風呂も温泉も、晴れて、か〜いき〜ん!! で〜す!
早速、スパラクーアに行きま〜す!!
術後19、20日目(退院11, 12日目)ーー快復の速さ
いつものリハビリ朝夕2回。
快復は早いような気がする。
もちろん屈曲はまだ120度に抑えているし、進展がまだ完全ではない。
階段は入院中から登りはもちろん、降りるのも交互に足を出せて、PTの先生が驚いていた。下りは、交互に足を出せるけど、今もあえて一段ずつにしている。
傷のシクシクする痛みもなくなった。
明日は通院日。
とにかくお風呂解禁を!
術後15日目(退院7日目)ーー日毎変化する痛み
「痛み」というほどの「痛み」ではないのだけど・・・
昨日のシクシクはなくなった。
その代わり、膝の中で時々、クッと痛みが走る。それも時折、思い出したように。
今日は少し歩く距離が延びた。
相方によると、「普通にスタスタ歩いている」ように見えるらしい。
いつものリハビリ一日2回。
術後14日目(退院6日目)ーーシクシク痛む傷口
傷口は、一番大きな傷以外、テープが外れてしまっている。
膝の左側にある二番目に大きな傷がシクシクする。
アイシングするとシクシクが収まり、またしばらく動くとシクシクする。
足全体に怠い感じが残っている。
多少怠いのは仕方がないと思う。シクシクするのも仕方ない。
だって、切って貼ってボルト打ってるんだもん。
いつものリハビリを朝夕2回。
さて、今日は、放置していた書類の断捨離もした。
去年もらった年金定期便も断捨離する前にもう一度確認する。
私は何度か職場を移動しているので、昨年ようやくすべての情報が一本化されたお知らせがきた。
よく見ると、私たちの世代は62歳から年金が出るんだな。
もちろん額が半分くらいで少ないから、65歳まで待たないとダメだけど・・・
しかし、私は65歳時点で年金生活に入れそうになく、70歳まで働かなくてはならない。
種々の事情で70歳まで働かなくてはならない。そう、自分に言い聞かせている。
自分にしっかり言い聞かせる。
ーー働き続けるためにも、クライミングやスキーは必要なんです。
ーーだから、手術したんです。
最近早期退職の話も。今の私の年齢で退職していく人もちらほらいる。それは、やっぱり羨ましい気もする。
でも、今はリタイヤよりも、お風呂に入れる人が一番羨ましいかも!
早く温泉に行きたい!!